グランドキャニオン Grand Canyon へドライブ
2014年4月11日
同じアリゾナ州の南から北へ、 ほぼ一直線にハイウェイを飛ばして約6時間。
南のツーソンにあったサボテンは、途中フェニックスではパームツリー、そしてさらに北に行くにつれ、ブッシュだけの風景と、どんどん変わります。
変わらないのは一直線の道だけ。
きっとこれがコロラド高原なのね。
だだっ広い道をひたすら走り、フラグスタッフの街を過ぎ、ようやく目的地へ。
アメリカは広い!と今更ながらに実感。
ここはアメリカの国立公園なので、入り口のゲートで入園料(車一台で25ドル)を払い、そのままサウスリムのビジターセンターへ。
ビジターセンターのおじさんのおすすめで、車をパーキングに置き、乗り降り自由のフリーシャトルバスで、マーサポイントへ。
ビューポイントの前で車を降り、ちょと歩くと、すぐそこに断崖絶壁。
おおっ。。
あまりに雄大なためか、距離感がつかめず。
しかし、目前の絶壁に焦点を当てると、いきなり自分の高さを実感。
足下がすくわれるよう。。
渓谷を渡る風も強い。
その上昇風を利用して、断崖を飛び降り?ながら、谷間に飛び出す鳥(多分カラス)の姿が、逞しく、美しい。
この地に住んだ人(古くはネイティブアメリカン)にとって、きっと渓谷を飛び交うコンドルが、自由と、力と、美の象徴だったのでは、、と思いを馳せる。
ネイティブアメリカンのジュエリー
(ツサヤンミュージアムにて)
部族により、人の顔も、日常に使う陶器、身に着けるジュエリーなど、スタイルが違う。
それぞれが、オリジナルな文化を育んで来た事に、とても惹き付けられます。
私にとってのオリジナルなジュエリーとは?
NYと長野、都市と自然、先端と歴史、などなど、、対局にあるものの中の融合を目指す、という事かもしれません。。
(ネイティブアメリカンの歴史については、ツサヤンミュージアム Tusayan Museum & Ruin やワッチタワー Wach Tower がおすすめです。)
渓谷の高低差は最大で600m。
手すりこそあるけれど、高所が苦手な私には、結構チャレンジング。
崖っぷちに座って足をぶらぶらさせたり、記念撮影をする人も。。(自己責任において行動するように、と警告の張り紙があります)
雲に手が届きそう。。
赤い地層の様々な場所から、様々な年代の化石が採れ、世界最大級の化石の宝庫。
地球の歴史を、この様な姿で見せてくれる場所が、静かに存在していることに、感謝と感動。
世界遺産でもあります。
イーストリムでは、渓谷の下を流れるコロラド川が見え、赤土と青い川のコントラストが素敵です。
サウスリムやウエストリムとはまた違った景観が、楽しい。
ちなみに、コロラドとは、スペイン語で(昔この地はスペイン領だった)「赤い」を意味するとか。
「赤い川の谷間」ってことですね。。
サウスリムからイーストリムスまで、車で25−30分位。
ウエストリムの東側のポイントも含め、主なビューポイントは、ほぼ一日でゆっくり回れるかと思います。
想像することも出来なかった規模の、地球の歴史を、目の当たりにし、肌で感じる旅でした。
参考:
http://ja.wikipedia.org/wiki/グランド・キャニオン
http://park.looktour.net/national-park-guide/グランドキャニオン国立公園の見どころ・楽しみ
グランドキャニオンのビューポイント http://www.marugotolv.com/park/gc/gcviewpoints.htm
おまけ:
妙になついてきたラバ(ロバと馬のハーフ)
大きいけど、人なつこい。
渓谷を下る(上がる)トレイルで働いています。